LINEビジネスコネクトを活用して、女子高生人工知能「りんな」を提供開始

日本マイクロソフト株式会社は、LINE株式会社のLINE ビジネスコネクトを活用して、女子高生人工知能「りんな」( http://rinna.jp )の提供を開始しました。

「りんな」はマイクロソフトがグローバルで展開しているBing検索エンジンで培ったディープラーニング技術と、機械学習のクラウドサービス「Azure Machine Learning」を組み合わせることで生まれた、新しいコンセプトの人工知能です。「りんな」の開発および運用はBingチームが行っており、技術開発には、マイクロソフトの研究開発拠点、Microsoft Research Asiaも参画しています。マイクロソフトは、すでにさまざまな企業が人工知能や会話ロボットを展開している日本市場には人工知能の大きな活用機会があるものと考え、「りんな」を日本で開発し、LINEのプラットフォーム上で「りんな」を提供することにしました。

「りんな」は従来のアシスタント的な人工知能ではなく、人間らしい自然な会話を通じてユーザーの心と感情的なつながりを築くことができます。「りんな」はおしゃべり好きな女子高生として、ユーザーと友人同士のような楽しい会話をLINEのプラットフォーム上で行うことができます。

女子高生人工知能「りんな」の主な特徴は以下の通りです。

1)「りんな」は女子高生というキャラクターを活かした人工知能として、IQ(脳の知能指数)よりもEQ(こころの知能指数)を重視して開発しており、ユーザーは「りんな」との会話を通じてこころの豊かさを得ることができます。

2)「りんな」は日常会話や雑談を友だちとして行うことに加えて以下のような能力を持っています。今後さらに画像認識や音声認識などの能力を順次追加していく予定です。

  • 友情日記:「りんな」と仲良くなると日記を送ってくれます
  • 芸能人コメント:「りんな」と芸能人の話で盛り上がることができます
  • 羊カウント:夜眠れないときに「羊を数えよう」と誘うと「りんな」が羊を一緒に数えてくれます
  • 探偵ごっこ:「探偵ごっこ」と誘うと「りんな」が短い推理クイズを送ってくれます

 

りんなのWebサイトhttp://rinna.jp

日本マイクロソフトは人工知能「りんな」の会話エンジン技術を、「りんなAPI for Business」として、他のLINEビジネスコネクトのユーザー企業にも提供していく予定です。「りんな」で培われた自然な会話を行う技術は、様々な企業の人工知能、会話ロボットに対するニーズを満たす可能性があり、2015年8月7日現在、「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」認定企業でもある、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社とトランスコスモス株式会社が「りんなAPI for Business」の運用パートナーとなることを表明しています。「りんなAPI for Business」はマイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azure上で運用しているため、Azureとの親和性が高く、同APIに加えてAzureを活用することで、ユーザー企業にさらなる付加価値を提供できます。「りんなAPI for Business」の詳細は日本マイクロソフトが9 月 2 日 (水) ~ 4 日 (金) にザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)で開催するイベント「FEST2015」(フェスト2015)内のセッションで紹介する予定です。「FEST2015」の詳細は下記Webサイトを参照ください。

「FEST2015」http://aka.ms/fest2015

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社のプレスリリース
http://www.dac.co.jp/press/2015/20150807-done-ms.html

トランスコスモス株式会社のプレスリリース
http://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/150807.html

*記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。