Bing Search API が Windows Azure Marketplaceで利用可能に

本ブログは、マイクロソフト米国本社 Bing ディベロッパーチームチームによって、5 月 17 日付の Bing Developer Blog に投稿された”Bing Search API now available on Windows Azure Marketplace” の抄訳になります。
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先月のブログ記事でご案内したとおり、5月17日(米国太平洋標準時間)より、Bing Search APIがWindows Azure Marketplace で利用可能になりました。開発者の皆様は、Windows Azure Marketplaceにサインアップすることで、Web、画像、ニュース、動画の検索結果と同様に、JSONやXMLを用いた関連キーワードやスペルサジェスチョンのデータを利用できるようになっています。

サービス構成は以下の通りです:

  • 月5,000クエリまで、開発者の皆様は、Windows Azure Marketplace上でAPIを無料でご利用頂けます。月5,000クエリという設定により、既にAPIをご利用いただいている開発者の皆様(非営利団体、教育機関、そして小規模なアプリケーション製作者などを含む)の大半の方は、引き続き無料でご利用頂ける予定です。
  • 月5,000クエリ以上の利用となる場合は、Windows Azure Marketplaceにてクエリ数に応じた月額プランをご購入下さい。Web検索結果のみの利用をご希望の方は、より低価格のプランをご購入頂けます。

クラウド上のデータ、アプリケーション、およびサービスのワンストップショップであるWindows Azure Marketplaceは、開発者の皆様が多種多様なデータにアクセスすることを可能にし、自身で開発したアプリを配布する機会を提供しています。今回の移行により、Bing Search APIはより関連性が高く、最新の検索結果を提供できるようになりました。さらに、改訂されたTerms of Use (APIの使用条件はMarketplace上で、「公開元のオファー条件」タブの中にあります)では、検索結果(表示順位)の)並べ替えやブレンドといったより柔軟性の高いAPI利用を認めており、開発者の方がサービスやアプリケーションの中にBingのデータを統合する際、よりコントロールが効くようになっています。

現在、移行手続きを円滑に進めるため、トランザクション量に関係なく、期間限定で無料トライアル版をご提供しております。なお、Marketplace上で提供されている1ヶ月あたりのトランザクション量の最大値(2,500,000/月)を越えるクエリ数でのご利用を検討されている場合は、API利用開始にあたって別途プロセスが用意されておりますので、こちらからお問い合わせ下さい。

既存のBing Search API 2.0 AppIDをお持ちの場合:


既にBing APIをご利用下さっている開発者の皆様には、Bing Search API 2.0 AppIDに対するサービス提供が終了する2012年8月1日(米国太平洋標準時間)までに、Windows Azure Marketplaceへの移行作業をお願い申し上げます。2012年8月1日以降は、検索結果が返されなくなります。開発者の皆様は、Windows Azure Marketplaceにサインアップすることにより、APIの継続利用が可能になります。上述致しまして通り、クエリ数が多い場合には、こちらからリクエストをお送りいただき、継続利用のお手続きをお願い致します。

既存アプリケーションをWindows Azure Marketplaceに移行する手順:

1. Windows Azure Marketplaceにサインアップします。

2. 既存のアプリケーション移行する際は、ガイドラインをご確認下さい。APIの新規エンドポイント、リクエストとレスポンススキーマの若干の変更、アプリケーションキー認証用の新しいセキュリティ要件などが必要となります。

3. Bing Search APIに申し込み、アプリケーションキーを作成します。トライアル期間が終了するまで、API利用は無料です。 

なお、より高い頻度で利用されるサービスの優先順位づけを行った結果、Phonebook SourceType および、RSSエンドポイントは2012年8月1日以降のBing Search API では提供終了となります。また、翻訳機能については、Bing Search APIではなく、Microsoft Translator を通じて今後も提供が継続されます。

Windows Azure Marketplace上でのBing Search APIサービスに関してご質問がある場合は、FAQs (英語版) をご参照下さい。

開発者の皆様には、過去数週間にわたって数多くの貴重なフィードバックをお寄せいただき、どうもありがとうございました。サービス向上のため、引き続きご協力のほど、お願い申し上げます。今後のアップデートに関してもこちらのブログでご紹介させていただく予定です。

注)上述の告知は、Bing Search APIに関するものであり、Bing Maps APIへの影響はございません。

Bing Developer Team