[お知らせ] World IPv6 Day : Bingも参加します (2011年6月8日)

ご存じの方も多いと思いますが、日本時間2月3日深夜に、Internet Assigned Numbers Authority (IANA)IPv4アドレスの中央在庫が枯渇しました。これを機に、IPv4アドレスの枯渇問題がより現実的になりつつある今、IPv6の普及は業界を挙げての取り組みとなっています。

今さら繰り返すまでもなく、PCに加え、スマートフォンや各種ネットワーク機器、その他のデバイスの急速な拡大により、IPv4の枯渇は避けがたい状況であり、特に日本は早晩その時期を迎えるとも言われています。

マイクロソフトもInternet Society(ISOC) のメンバーとして、また日本国内においては情報通信研究機構(NCIT)のIPv6技術検証協議会の理事として、IPv4からIPv6へのスムーズな移行に向けた投資を行っています。特にBingをはじめとするオンラインサービスは、その準備をしっかり行うことが求められています。

そこで、Bingは、2011年6月8日0時UTC(日本時間で午前9時)から開催される「World IPv6 Day」(インターネットの新基盤であるIPv6の準備状況を検証する業界の取り組みの一つ)に他の主要ウェブサービスとともに参加します。(日本でのWorld IPv6 Dayについて)

6月8日は、テスト目的で1日(24時間)に限り、Bing.comもIPv6に対応、IPv6で接続できるようになります。IPv6をもつユーザーは自動的にこのIPv6が有効にされたBingに接続されます。Windows 7 PCのようなIPv6をサポートしているデバイス、IPv6に対応しているインターネットプロバイダーを利用しているのであれば特に問題はなく、ほとんどのインターネットユーザーもこのテストによる影響を受けないと想定されています。

また、IPv4からのアクセスは通常通り何の変更もなくBingの接続されますので、このようなテストが行われていることに気づかれないユーザーの方も多いと思います。

マイクロソフトは、今後もIPv4からIPv6へのスムーズ且つ慎重な移行に向けた努力を継続して行きますので、このブログでも時折最新の情報をアップデートしていきたいと思います。